宝くじとファイナンシャルリテラシー

お金の考え方

宝くじは、愚か者に課せられた税金である

そろそろ、年の瀬恒例の年末ジャンボ宝くじが、今年も発売されますね。ところで、宝くじを買うこととは、お金の使い方としてどうなのでしょうか?

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宝くじがあたる確率は・・・?

今年、2018年の年末ジャンボ宝くじは、1等7億円、前後賞合わせて10億円となっているようです。

発売本数は、2000万枚×24ユニットで、1等7億は、24本です。つまり、1等の当たる確率は、2000万分の1、0.000005%なのです!!

ちなみに、日本の交通事故死亡者数は、3,694人(平成29年、警察庁HPより)で、日本の人口1億2000万人とすると、交通事故で亡くなってしまう確率は、3万2485分の1です。2000万分の1に比べると、かなり高い確率です。

どうでしょう、交通事故で亡くなってしまう確率のほうが、はるかに高いのです。もしかしたら、年末ジャンボを買いに行く途中で、交通事故に遭ってしまう可能性のほうが高いのです。

宝くじの還元率は・・・?

宝くじは、確率がはるかに低いだけではなく、還元率もめちゃくちゃ低いのです。宝くじを買った代金の半分以上が、経費や地方自治体への配分に回り、賞金となるのは、50%を切っているのです。

競馬では約75%、パチンコの約85%などに比べても、ダントツで還元率が低いことが分かります。ようするに、”ボッタクリ”なのです。

金融商品を売るときには、顧客に対して、そのリスクやリターンの可能性などをきちんと説明しないといけないことになっています。ところが、宝くじの場合は、CMで”10億円”、”夢を買おう”などと射幸心をあおり立て、そのくせ確率の話はまったくといっていいほどありません。これを、総務省、地方自治体がやっているのですから、あきれたものです。

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オカルト話も信じてはいけない

また、テレビや雑誌などでは、過去に高額当選が出た売り場などを紹介したりしていますが、あれは何の意味もありません。どこの売り場で買おうが、確率は全く同じです。

売上が多い売り場のほうが、当たりくじが出る確率が大きいのは当たり前で、当たりが出やすい売り場として有名になると、さらに客が来て、ますます売上が伸びますので、さらに当たりくじが出る確率が上がるという、スパイラルが発生するのです。

また、日本全国津々浦々に売り場がありますし、毎年、毎年、年に4回?くらい宝くじは発売されていますから、どこかの売り場で複数回の当たりが出たとしても全然驚くには値しません。

確率の計算ができない人が買うのが宝くじ

つまるところ、確率の計算ができない人が、宝くじを買っているのです。確率や還元率を考えれば、宝くじを買うだけムダということは、はっきりしているのです。CMで射幸心を煽られたり、オカルト話を信じて宝くじを買ってしまうのは、ファイナンシャルリテラシーが欠如しているのです。

経済学では、宝くじを「貧乏人に課せられた税金」と呼んでいます。確率の計算ができない貧乏人から、金を巻き上げるのには、うってつけということなのでしょう。だからこそ、国家が独占事業としているのです。

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まとめ:宝くじを買う人は、資産運用で成功しない

宝くじを思わず買ってしまうような人は、おそらく資産運用には向いていないでしょう。

宝くじなどを買わずに、インデックスファンドでも買っておいたほうが、よほどよいかと思います。

もちろん、宝くじを買えば、宝くじ協会を経由して地方自治体に配分され、社会のために使われますので、それでよいという人は買ってもよいでしょうが、一発狙って買うのは無謀です。

誰かは当たります。でも、その人が私やあなたである可能性はほとんどないのです。