中高年の引きこもり61万人!親にできることはあるのか?

書評

先日、テレビや新聞で割と大きく報道されていましたが、内閣府が初めて調査した「中高年」の引きこもりについて、その人数が約61万人というものでした。

中高年の引きこもり“61万人超”…

これまでは、15歳~39歳の若年層の調査しか行っていなかったそうですが、今回初めて40歳から64歳を調査したとのこと。若年層も54万人ほど引きこもりがいるそうですが、それ以上の年齢でもかなりの人数の引きこもりがいることが分かったようです。これまでも、いると言われていましたので、まあ「いるよなあ」という感じです。

引きこもりの子を抱える親にとっては、どうにかしたいという思いでしょうが、個人的には解決は不可能、親にできることはあまりないと思っています。

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そもそも、引きこもりの何が問題なのか?

今回明らかになった引きこもりの高齢化。その問題点をズバリ言ってしまえば、「親が亡くなったらどうするのか?」ということ。

親が生きている間は、親が面倒を見たり、親の年金でなんとか生きているが、親が亡くなってしまえばそうもいかなくなる。自分で収入を得て生きていくという生活力は皆無に等しく、親がいなくなってしまうとどうにもならない。

どうにか自立してほしいと思いつつも、引きこもってきた年数などを考えれば状況が好転する可能性はほぼない。とはいえ、親である自分も高齢化し、リミットは日々刻々と迫っている・・・

これを袋小路と言わずしてなんというのでしょうか。個人的には、解決策はないと思います。なぜなら、引きこもりという状況を抜け出さない限り道はありませんが、そもそも引きこもりになった原因を考えればそれはムリだと思うからです。

なぜ「引きこもる」のか?

そもそもなぜ引きこもるのか?それは、この社会に適応できないからです。

例えば、企業の就職で求められる資質はたいてい次のようなものです。「積極性がある」「行動力がある」「コミュニケーション能力がある」「明るい性格である」などなど、プラスの価値のことばかり。これを満たさないものは、社会不適合者として排除されるのです。

個人的には、そんな人ばかり集めても気持ち悪いような気もするのですが、企業はそういう人がほしいのでしょうね。企業だけでなく、社会がそうした人を「まともな人」として求めているのです。

ここに「明るい性格でなければならない」という強烈なプレッシャーがある。元々そういう性格の人はよいですが、私のように「暗い性格」「人間が嫌い」「消極的」「コミュニケーションが嫌い」というような人間にはかなりつらいものがあります。

社会的適合者のみが正常であるとみなされ、不適合者は排除されていき、窒息させられていき、精神的に殺されていくのです。

私も、就職活動では結果として、今の会社でしか内定をもらえませんでした。

私は、休みの日はどこかに遊びに行くわけでもなく、だれかに会うわけでもなく一人で過ごしています。予定がまっさらなのが、至高の喜びなのです。まあ、スーパーや書店に買い物に行ったり、図書館に行ったりしますので、ずっと家にいるわけではありません。しかし、会社に行っているということを除けば、今回の広い意味での引きこもりの定義にも当てはまるレベルだと思います。

とにかく「明るいこと」が求められるこの日本社会で、生きづらさを感じる人がいてもまったく不思議ではありません。そういう人が、結果として「引きこもり」になるのではないでしょうか。そうした社会が続く限り社会参加はできないでしょう。

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引きこもりは親への「復讐」である

そして、解決が不可能だと思う一番大きい理由は引きこもりが親への「復讐」だと思うから。

こんな自分に育てた親が許せない。そして、自分の気持ちも深く考えようともせず、「学校へ行け」だの「家から出て働け」などと言う。

「あぁ、お前らは所詮、社会の”常識”でしかものを考えていないのだな。世間体しか考えていないのだな。それなら、お前らが一番困ることをしてやる」そう、それこそが引きこもりなのです。

そして、本格的に引きこもり始めると、まるで腫れものを扱うような態度に出る。社会的に見れば、なんと「不健全」なことか!おろおろし始める。これで「復讐」は成ったのです。親も親ですが、とはいえ子も同じ穴のムジナです。社会の、世間の価値観からは一歩も外に出ていないのです。

「引きこもり」でいいじゃない

引きこもりが100万人?結構ではないですか。

100万人が家で寝ていても餓死しないほど日本は豊かな国になったのです(もちろん親の負担は大きい)

以前にどこかの本で読んだのですが、発展途上国の人にこの話をすると、目を丸くして「どうやって生きているのですか?」と聞かれたらしい。毎日、生きるかどうかという状況の国の人からは考えられないことなのでしょうね。それだけ日本は豊かに成熟した社会になったのです。

解決ができるならとっくの昔にしているはずです。解決できないということは、できないということ。あきらめましょう。もし、親にできることがあるとすれば、少しでも資産(住む家、預貯金)を残してやること。行政などとのつながりを残してやること。あとは好きにすればいい。どうにかなると思うしかない。

人類もいずれ滅亡し、地球も50億年後には消滅するらしい。そう考えれば、もうどうでもよいと思えてきませんか。

私は、計画的に”セミ”引きこもりになろうと思っています。

資産5000万円を持つ引きこもりになりたい
実は私も引きこもり願望があります。引きこもりというよりは「隠遁」と言ったほうが正確かもしれません。引きこもりと違うところは、自活できる「資産」を持つつもりだということです。
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