ゴーン元日産社長に見る「金持ち」の特徴とは?

人生哲学

毎日のようにテレビで取り上げられている日産の元社長のカルロス・ゴーン氏。先日、保釈されたと思ったら、再逮捕されていましたね。

個人的には、ゴーン被告がどうなろうと構わないのですが、彼の行動を見ていると「金持ち」とはどういう人間なのかということがよく分かるような気がする。それも、桁違いの金持ちの特徴が。

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金持ちの特徴とは?

しかし、多くの日本人が疑問に思っているのが、そんなにお金を手に入れてどうするの?ということではないかと思います。

日産の社長や会長を務めていたときに、すでに毎年何十億円という報酬を得ていたのです(それでも、決算上は少なく見せていたらしい!)

もう、残りの人生を生きていくのに十分な(十二分な?)お金があるのに、どうしてさらに日産のお金を流用するようなマネをする必要があるのか。庶民には、理解しがたいものですね。

それにしても、日産のお金を流用して買ったものの一つが、数十億円するクルーザーで、「SHACHOU号(社長号?)」という名前らしい。なんとも、お金の無駄遣いのうえ、ネーミングセンスもどうかと思います。

これも、タックスヘイブンに作ったペーパーカンパニーをいくつか経由して、日産のお金を回していたらしい。そこまでして手に入れたいものなのでしょうかねぇ。しかも、自分のカネで買えるだけの資産はあろうに。

人間の欲望には果てがないという、人間の現実が表れているといえばそこまでですが、そこには「金持ち」の特徴があるようにも思える。

それは、「金持ちは自分のカネが減ることが何にもまして不愉快に感じる人種」ということです。

古代ローマの金持ちがたどった運命とは?

カネというものがあれば、必ず「金持ち」も存在します。それは、古今東西の現象です。先に述べた金持ちの特徴が、ある程度普遍的なものであれば、大昔にもそれにあてはまる人物がいるのが普通です。

かつて、古代ローマ時代にもとんでもない金持ちがいました。保有資産がローマの国家予算にも匹敵するといわれたクラッススという人物。まさに桁違いの金持ちです。あこぎなカネ儲けをしていたらしく、民衆の評判は散々だったらしいですが。

この人物が、軍の総司令官となってパルティア(現在のイラン)へ遠征することになりました。クラッススは、カエサル、ポンペイウスと三頭政治の一角を占めていましたが、自分だけ軍事の功績がないことに焦っていました。それで、遠征にあたっては、国家持ちの軍団に加えて、自腹を切って追加で軍団を編成したのです。

自腹を切ったのはよかったものの、その”切り方”が中途半端だったのです。10個大隊で1個軍団が正規なのに、8個大隊で1個軍団を編成したりしたのです。要はカネをケチったわけですね。

さらに、自腹を切った分を取り返そうと、シリア周辺の神殿を襲撃して、納められていた宝物を強奪したのです。

本当に自分のカネが減るのが嫌だったんでしょうね。一世一代の勝負に出ようというのに。

その結果どうなったかというと、神殿襲撃に熱中して軍事訓練がお留守になり、規律も乱れた軍団を率いての遠征は大失敗。クラッススも命を落とします。(カッレの敗戦)

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ケチな人がお金持ちになる

要するにお金持ちというのは「ケチ」ということですね。なにより自分のカネが減ることが不愉快で仕方がない。

そういう姿勢で生きていれば、自然とお金が貯まるのでしょう。ただ、ゴーン被告やクラッススのように、カネに執着した結果として身を滅ぼしてしまうのは論外です。

しかし、ほどほどに「ケチ」であることは、利点も多いと思います。つまりは、無駄遣いをしないこと、節約を心がけることです。特に私のようにセミリタイアを目指して資産形成に取り組んでいる者にとっては、節約や最も確実に資産を増やすことのできる手段なのですから。

なにごとも、ほどほどが肝要ですね。